気が小さい太めゲイなむらさき日記

割と周りに知られている気が小さい大柄なゲイです。そんな私の日常や気になったことや想いを。

今日という日を迎えたくはなかったのかもしれない

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本日は私の誕生日です。

一緒に迎えてくれる予定だったのに。彼は今何をしているのでしょうか。

ずっとずっと辛い思いばかり抱えて日々を過ごしているわけではありませんが、

心の何処かで何かを引き摺ってしまっています。

 

 

去年末に観た舞台「THE LAST DAY & THE NEXT DAY」

自分の感想を読み、そのとき何を考えていたのかを、

舞台の内容と共に思い起こしてみました。

彼との思い出は決して消えることはありませんが、

日々の雑多なことが辛い思いをかき消してくれようとしています。

 

ただ、それでいいのかと、自責の念に捕らわれております。

私だけ生きていていいのか、と。

私だけ楽しんでいていいのか、と。

私だけが明るいところにいていいのか、と。

考えても仕方ないことなのでしょう。

自らを責めても仕方のないことなのでしょう。

 

舞台のことを考えながら、彼が最後に残した言葉は

一体なんだったのかなって考えています。

ありがとう、だったのか、ごめんね、だったのか、

悔しい、だったのか、死にたくない、だったのか。

この中にあるのかもしれないし、どれとも違うのかもしれない。

今となっては聞くこともできないのに。そんなことばかり考えてしまいます。

 

舞台の川崎太郎はいろいろなことを忘れ、記憶が曖昧になりましたが、

私は忘れません、彼の笑顔も、彼の声も、そして彼が生きていたことも。

 

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毎朝ペンダントをつけることはもう日課となりました。

ほぼ忘れることはなくなりました。

一緒に行こう、今日も楽しもうね、って心で声をかけながら、

毎日いろいろなことを思い出し、考えています。

 

考えれば考えるほど、生きるのが辛いなぁって思います。

そんなことは絶対にしませんが、

彼と一緒に逝けたら楽になるかなぁって

一瞬の突風のような考えが頭を駆け巡ることもあります。

そんな蛮勇は持ち合わせておりませんし、

決心もつきません。つかない方がいいのです。絶対に。

 

恋愛がしたいのに、まだ恋愛ができなさそうです。

彼を愛していた私が、他の男を好きになっていのか、と

自分に枷を嵌めてしまいます。

そんなことはないのに、誰も咎めないだろうに。

いや、違うのです。彼が許してくれないからではなく、

彼以上に愛することができるのかという不安と、

その人に対して大いなる失礼に当たるのではないか、

彼とその人を比べてしまうこと自体、

人を愛するという資格がないんじゃないか、

そんな恐怖が、私の気持ちにブレーキをかけます。

恋に奥手な私が、さらに消極的になってしまっています。

 

誕生日だからと言って、特別なことはしない私です。

今日も特に何をするわけでもなく、部屋で過ごしております。

何もしないからとは言うものの、自分の中では少し特別な気持ちです。

そういうことを思うことすらいいのか、と考えてしまっています。

何を浮かれているんだろうって。

 

もちろんこんなことばかりを考えているわけではありません。

楽しいこともしますし、美味しいものも食べますし、

面白いことを考えますし、気持ちいいこともします。

そういう最中にふと、自分を責める気持ちが襲ってきます。

突然やって来ては、ふいに去って行って、

そんな想いにすら取り残されてしまってどうしたらいいのかと。

迷ってしまっているんです。

少しずつ辛い気持ちが無くなっても、心の隅に迫る悲しさだけは、

どうしようもなくって。

 

それでもまた生きていきましょう。

あの日も、今日という日も、同じ一日なのですから。