気が小さい太めゲイなむらさき日記

割と周りに知られている気が小さい大柄なゲイです。そんな私の日常や気になったことや想いを。

#わたし昨日映画を観ました ~22日目「ブラック・ウィドウ」~

marvel.disney.co.jp

 

2020年 アメリカ映画 133分

 

アメコミ大好きな私、とくに強い女性に惹かれます。

X-MENならストームやジーン、サイロックに。

そしてアベンジャーズならばやはりこの方ブラック・ウィドウに。

 

 

謎の多いブラック・ウィドウの過去、

ナターシャがいかにしてブラック・ウィドウになり、

そしてブラック・ウィドウがなぜアベンジャーズに加わったのか。

この映画の大きなテーマはそこになります。

 

ネタバレをしない大ざっぱな感想として、

シリアスなテーマであり割と重めな話であるのに

コメディ部分もしっかりあり思わず吹き出すシーンもありながら、

それでもアクションの緊張感や、

ヴィラン側の攻撃など手に汗握る展開もあり、

非常に楽しく観られました。

今までの映画を観ていた方が面白いですが、

観ていなくてもアクション多めですので、

楽しめる映画だと思います。

 

というわけでここからネタバレになります。

まだ公開から日が経っていない映画なので、

ここから先は自己責任でお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

ナターシャの幼少期から始まるこの物語

スパイ養成施設であるレッドルームに入る少し前からお話が始まります。

このレッドルームというのは他の映画にも出ていたキーワードです。

ワンダが洗脳したときに、ナターシャが見ていたのは、

レッドルーム時代のことでした。そうとう過酷なこの施設。

適正がないものは容赦なく殺されて、生き残ったものだけがスパイとなり、

「ウィドウ」の名を名乗れる、そんな施設です。

ここでの具体的な内容はタイトルバックでサラッと流れるだけですが、

イメージ映像だけでも非常に恐怖を感じます。

 

最初にも申し上げましたが、コメディ部分も多いこの映画。

主に担うのは彼女の妹のエレーナと、ナターシャの父親のアレクセイ。

ちなみにアレクセイが再登場した際、

誰だかわからなかったのは本当のことです。

え?あのカッコイイお父さんがこんな感じに?と。

 

エレーナのメタ発言のようなセリフがたまらなかったですね。

「ほらあなたあれやるじゃん、ヒーロー着地。髪をブワっとして。

 あれわざとやってるんでしょう?」

からの、エレーナが実際やってみて「うわっ!やっぱり嫌だ」って。

最初の台詞の時もわざと膝をついて着地の恰好をしつつ、

何度も頭を振って髪をブワッとして、

心底ナターシャの行動をバカにしているのが最高でしたね。

途中でナターシャがやっぱりヒーロー着地をしたときも

「うわっ!やっぱりやった!」なんて。

 

エレーナとアレクセイとは裏腹に、ナターシャとメリーナは真剣です。

メリーナは自身がレッドルームに携わっていたこともありつつ、

ナターシャの説得にも応じ、レッドルーム壊滅作戦を実行していきます。

その作戦がなかなかに秀逸。

わざと捕まり、見当たらないアジトに潜入することは予想できましたが、

まさかナターシャとメリーナが入れ替わっているとは。

 

ドレイコフのところにたどり着いたナターシャ。

彼の恐ろしい計画を知りつつ、レッドルームの壊滅をしなければならないのに

彼を攻撃することができません。

「フェロモン・ロック」なるものをウィドウたちはかけられているようです。

それに対抗するための行為がすごかったですね。

まさかわざと煽って殴られて、嗅覚神経を切断するだなんて。

ナターシャをボコボコに殴るドレイコフ。見てるだけで痛そうでした。

 

ナターシャが一番大切にしていたのは家族のつながり。

本当の家族ではなかったとしてもエレーナとの姉妹のつながりや

アレクセイ、メリーナとの親子関係を大切に考え、

またアベンジャーズというチームも家族のように思い、

常に誰もいなくならないように調整をし続けておりました。

だからこそエンドゲームでのナターシャの行動は、

そうせざるを得ない行動だったのでしょう。

数多くの、数えきれないほどの家族が失われてしまったことを

帳消しにするため、ナターシャのあの行動があったのだと思うと、

彼女の勇気も、決断力も、そして家族への想いも、

全てが全て、心からの気持ちであり、行動だったのでしょう。

 

漠然とした感想になってしまいました。

非常に面白い映画でしたよ。

ちょっとドキッとする場面もありますが、ぜひとも観ていただきたいです。