気が小さい太めゲイなむらさき日記

割と周りに知られている気が小さい大柄なゲイです。そんな私の日常や気になったことや想いを。

親しい友人が旅立ちました。自らの意思のようです。

辛いですが、努めて冷静に日々を過ごしております。

そうしないと、押しつぶされそうな気がして。

悲しい気持ちに負けそうな気がして。

 

 

彼とはそんなに長い付き合いではなかったのですが、

気が合う関係でとてもいい彼でした。

遊んでいても話していても、SNSでメッセージを送っていても

楽しくて楽しくて。素敵な思い出をこれからいっぱい作ろうって

話しては笑いあっておりました。

 

なぜ。

彼はその道を選んでしまったのでしょう。

いろいろと聞けばよかったと、不安を少しでも取り除ければと。

後悔ばかりが襲い掛かってきます。

もしも時が戻せるなら、とどうにもならないことばかり

考えそうになるので、あまり考えないように、他ごとばかりをして、

必死に気を紛らわしております。

彼の死を真正面から受け止めるには、私の心では足りない気がして。

時間をかけて少しづつ受け入れなければ、

辛い闇にひたすらに覆われそうです。

 

大好きだったんです、彼のことが。

愛していました、彼のことを。

告白もしました、彼に気持ちを。

「少し考えさせて」と保留にされ、答えを聞かないままでした。

決断をせまったことも、遠因の一つかもしれない、と

自らを責めることばかり考えてしまいます。

 

「何をしても彼は戻ってこない」という現実的な考えと、

「あのときちゃんと聞いていれば」という暗く寂しい後悔と、

「なんで何も言わずに」という怒りとが、

ふとした瞬間に入り交じって私の心をかき乱します。

必死になって冷静さで蓋をするのですが、時折蓋が勝手に開いて出てきます。どうしたらいいのでしょう。どうしようもないのはわかっています。

私はこれから、死を選ぶのではなく、

数十年しっかり人生を楽しく精いっぱい生きて、

ようやく死んだときに彼に会い、

再開を泣いて喜びたいと考えています。

そうやって考えていないと負けそうで、泣きそうで。

 

どんな立場の人であろうと

いつかはこの世におさらばをする

たしかに順序にルールはあるけど

ルールには必ず反則もある

 

街は回ってゆく 人1人消えた日も

何も変わる様子もなく 忙しく忙しく先へと

 

100年前も100年後も

私がいないことでは同じ

同じことなのに

生きていたことが帳消しになるかと思えば淋しい

 

街は回ってゆく 人1人消えた日も

何も変わる様子もなく 忙しく忙しく先へと

かけがえのないものなどいないと風は吹く

 

愛した人の席がからっぽになった朝

もう誰も座らせないと

人は誓ったはず

でも その思い出を知らぬ他人が平気で座ってしまうもの

 

どんな記念碑も雨風にけずられて崩れ

人は忘れられて 代わりなどいくらでもあるだろう

だれか思い出すだろうか

ここに生きてた私を

 

100億の人々が

忘れても 見捨てても

宇宙の掌の中

人は永久欠番

宇宙の掌の中

人は永久欠番

永久欠番中島みゆき

 

お前も私も好きだったみゆきさんの曲だよ。

絶対忘れてやらないからな、あの世で覚悟しておきな。

次に会ったらまずは一発ぶん殴ってやるから。

勝手に死んだこと後悔するくらいぶん殴ってやるから。

それからいっぱい話そうや。

お前が死んでからいっぱい楽しいことがあったって

お前が死んだことを後悔するくらい幸せになってやるから。

勝手に死にやがってバカ野郎が。再会を楽しみにしてるから。精々頭冷やしとけ。

愛してるぞ。