気が小さい太めゲイなむらさき日記

割と周りに知られている気が小さい大柄なゲイです。そんな私の日常や気になったことや想いを。

#わたし昨日映画を観ました ~14日目「ゴジラ」~

 

ゴジラ

ゴジラ

  • 発売日: 2014/04/23
  • メディア: Prime Video
 

 

1954年 日本映画 94分

 

有名とか有名じゃない、そういう段階ではない作品でしょう。

初めて観ました、子供のころからなんとなく怖くって。

なので、知らないこと、初めて知ったことがたくさんあり、

やっぱり百聞は一見に如かずはその言葉通りだったな、

と認識した作品でした。

内容をどうこう私が語っても仕方ないので、

この後ネタバレを含んだ感想になります。

大好きな方にはひどい感想になるかもしれませんが、

無知な私の戯言だと、優雅に聞き流していただければ幸いです。

 

ここから先はネタバレになりますので、

まだ未見の方で楽しみにされている方はこのままバックしてください。

 

 

映画「ゴジラ」を観て率直な感想としては、

もっとゴジラが大暴れすると思っていました。

登場してから最後まで、色々なものをぶっ壊し、

対人間と大立ち回りを行うものだと、そう考えていましたので、

意外にゴジラのシーンが少ないな、と思いました。

ゴジラシリーズを観たのは本当に初めてで、

今まで社会に流れる情報だけで知った気になっていたんだなぁって。

 

その反面、狭い範囲ですが人間ドラマが描かれていたのも、

初見の私を驚かせてくれました。

前述のとおりゴジラが大暴れする、そういう映画だと思っていました。

 

ゴジラを殺そうとする世論と、

ゴジラを生き物として見る古生物学者

自身の研究で大変なものを生み出してしまった化学者、

その秘密を共有する女性、その秘密を知らない恋人。

他にも逃げ惑う人々や、負傷して野戦病院状態になっている様、

ゴジラの大破壊を身に受けながらも職務に忠実なジャーナリスト。

泣き叫ぶ子供やその子供を抱きしめる家族。

ゴジラだけを描くのではなく翻弄される人々の姿が、印象的に映りました。

妙にリアリティを感じたなぁ、病院のシーンは。

 

個人的にはゴジラ登場までのシーンにわくわくしました。

東京を破壊するシーンは夜で、白黒映画ということもあり、

なんとなくわからない箇所があったのですが、

最初にゴジラが島に現れるシーンは日中で人々の動きがよく見え、

文字通り右往左往し、バタバタと駆け回り逃げ惑うシーンは

緊迫感と臨場感がありました。

古い作品なので現在と世界も設備も器具も全然異なるのに、

人の感情や行動は今もきっと変わらないんだろうなぁと。

 

BGMが少なかったことも印象に残っています。

上映当初にかかり、頻繁に耳にするあの代表的なゴジラのテーマ曲。

その曲が強く心に残りますが、他の曲があまりかからなかったような。

私の記憶違いかもしれませんが、環境音や話し声だけで、

特別なBGMがあまりかからなかったような気がします。

それだけにあのテーマ曲がかかると、恐怖感がゾゾッ出てくるんです。

 

ラストが海というのも私の考えにはなくて、

こういう場面で終わるということを知りませんでした。

なんとも悲しいというか、寂しいというか、

もっとドンパチやって終わるものだと思い込んでいましたので。

オキシジェンデストロイヤー」はなんとなく名前だけ覚えがありましたが、

ああいう性質のものだとは知りませんでした。

戦車からズドーンと撃つものかと思い込んでおりました。

 

全体を通してのメッセージが強いですね。

良いこと悪いことはわかりませんが、ゴジラを通じて

いろいろなことを伝えられたような気がします。