気が小さい太めゲイなむらさき日記

割と周りに知られている気が小さい大柄なゲイです。そんな私の日常や気になったことや想いを。

クドさんのカミングアウト

※このブログでは特定の方について語っております。

 お名前も出しております。もしご迷惑がかかるようでしたらご一報ください。

 YouTubeにて動画をアップロードされているため、

 問題ない、と私は判断しております。よろしくお願いいたします。

※また動画の内容についても少しだけ触れますので、

 気になさる方はこのブログの閲覧を控えていただきますよう。

 

登録しているユーチューバーのクドさんが

新規アカウントで動画をアップロードされました。

タイトルは「クドさんってゲイなの?」

Twitterの表示を見てびっくりしてしまい、すぐには動画を見られませんでした。

クドさんがゲイであるとカミングアウトしようが、

ゲイでないと話そうが、どちらでもいいのですが、

なぜか私には衝撃が強くて、すぐには動画が見られなかったのです。

 

===== 

 

お料理系の動画をあげていらっしゃり、

少し鈍りがあるおしゃべりやその愛くるしい表情も含めて、

とても魅力的な人だなぁと思っておりました。

これは私の悪い癖なのですが、クドさんがゲイだったらなぁ

なんてよくわからないことを考えていたことも事実でございます。

それほど魅力的で愛嬌があり、カワイイ人だと思っておりました。

 

 

動画の冒頭からタイトル通り

自身がゲイであることをカミングアウトしております。

なぜそれを発言したかを語っておりますが、それよりも

「なぜ新しいアカウントを作成し、そこでカミングアウトをしたのか」

の点に非常に興味をそそられました。

 

以前のアカウントは家族や現実世界の周りの人も見ていた。

そこでのカミングアウトをすることは非常に困難であると考えた。

なぜなら「カミングアウトされる側の気持ち」を考えると、

安易なカミングアウトをしようとは思えなかった。

だからこそ新しいアカウントでカミングアウトをする。

もしも回りまわって近くの人や親族の目に触れたとしても、

それはどうしようもないことである。(だいたいのまとめ)

 

私は結構周りにも知られており、ツイッターにもその旨を書き、

ポッドキャストやラジオへのお便りにも書いています。

私は「私の想いのこもったボールを投げる。どうするかはあなたに任せる」

というスタンスをとっています。

クドさんとは明らかにスタンスが違います。

発信するこちら側の意思を重視するか、受信する相手側の意思を重視するか。

 

私も全く受け手側のことを考慮してこなかったわけではありません。

自身の中でこの人に語っても受けとめてくれるのではないか、

という目に見えない心のボーダーラインをなんとなく定めて、

その値を超えたときに話すようにしております。

 

どちらが良い悪いということはないと考えます。

私のスタンスだと相手側への配慮が少し薄くなるでしょうし、

クドさんのスタンスだとなかなか自己表現が難しくなるでしょうし。

でも私もクドさんもカミングアウトをしている、その点では共通しているのです。

カミングアウトという点に到達するまでのルートが、お互いに違ったのです。

それでもやはりクドさんの考え方は素敵だと思いますし、

私が配慮できなかった点まで気を配っているのは尊敬しております。

 

なんとなく一方的にですが、クドさんのことがもっと魅力的で

素敵な人であり、ますます好きになってしまいました。

動画も簡単(とはいえもっと素人の私では難しい)な料理を作っているので、

料理好きな方は検索してみてください。