気が小さい太めゲイなむらさき日記

割と周りに知られている気が小さい大柄なゲイです。そんな私の日常や気になったことや想いを。

#わたし昨日映画を観ました ~11日目「だれもが愛しいチャンピオン」~

synca.jp

2018年 スペイン映画 118分

 

前回に引き続き今回も単館系映画を観てまいりました。

私が映画を観る判断は、いたってシンプルで

「惹かれるかそうでないか」に尽きます。

どんなに話題作でも、問題作でも、惹かれれば観に行きますし、

惹かれなければ行きません。

そんな中、地元の映画スケジュールを眺め、惹かれたのがこの映画です。

率直に感想を申しますと、面白い映画でした。ぜひ観て欲しい。

 

 

プロバスケットボールサブコーチのマルコは、コーチとトラブルを起こし解雇。

イライラしてお酒を呑んで飲酒運転をし、

こともあろうにパトカーにぶつかり拘留。

簡易裁判の結果、社会奉仕をすることとなり、

知的障害者のバスケットボールチームのコーチとなることになりました。

というのがお話の始まりとなります。

 

とにもかくにも、笑いが絶えない映画です。

障害者の演技が面白おかしいのではなく、

役割としての演技のやりとりが、面白いのです。

劇場で何度か吹きだしてしまいました。

小さな劇場でしたし、周りも笑っていたのでお許しください。

 

私が注目したのは主人公であるマルコです。

彼は最初、良くない言葉を使って社会奉仕を嫌がります。

ですが実際にチームに出会い、1からではなく0からコーチをしていきます。

何度も彼はコーチなんてできない、と言い訳をします。

その言い訳の理由は「彼らはバスケットができないから」なのです。

知的障害者だから」ではないのです。

マルコはすごく自然に、バスケットができない人をコーチングできない、

と訴えておりました。

 

この映画は全体を通して「障害者が頑張る」映画でも、

「辛くても困難に立ち向かう」映画でも、

「人はみんな平等」と声高に叫ぶ映画でもありません。

がんばれベアーズのような、メジャーリーグのような、

スポーツ映画に近いものだと思います。

とはいってもスポーツだけではなく、日常生活や、

少しおかしなことをする人たちの生活を映し出しております。

 

とやかく書きましたが、観てもらったらきっとわかります。

社会的なテーマや、むつかしい表現などありません。

少しだけ辛いシーンもありますが、全体を通じて面白いシーンが多いです。

ぜひとも!

 

 

個人的に良かったシーン

ハグして!ハグはまた後だ!