気が小さい太めゲイなむらさき日記

割と周りに知られている気が小さい大柄なゲイです。そんな私の日常や気になったことや想いを。

涙は遅れてやってくる

私には出来ないことを

先日送別会のようなものがありました。

送られる側の中には私も入っており、

卒業式のようなものをやっていただきました。

 

 

式自体は滞りなく進み、食事会もしていただきました。

涙もろい私はどうなることかと心配をしておりましたが、

ぐっとこみ上げることはあったものの、最後まで笑顔で過ごしました。

 

色々な方から色々なものを贈っていただき、

一人暮らしの私の狭いアパートにてお花に囲まれた生活をしております。

私の場合、他の方々にはないものもたくさんいただきました。

ぬいぐるみ、お人形、フォトフレームと写真、そしてお手製の表彰状まで。

贈ってくれた方の顔やその気持ちを思えば思うほど、

嬉しさで胸がいっぱいになります。

 

食事会ではサプライズとして、

それぞれの方にお世話になった人からのビデオメッセージの上映がありました。

私の担当は、私が以前より好きだと公言し、恋してやまないノンケさんからでした。

その方から数本に渡るメッセージをいただき、天にも昇る気持ちでした。

大画面の向こうから私に対してメッセージをいただけるなんて。

 

先日そのビデオをDVDとしていただくことができました。帰宅後早速再生しました。

会場で流れたもの以外にも、まだ数本のメッセージがありました。

 

涙が止まりませんでした。

 

出演していただいてありがたい、という気持ち

何本もメッセージを贈ってもらい申し訳ない、という気持ち

色々なコスプレをして出演していただいたのですが

何をさせてしまったのだろうか、という後悔の気持ち

そして何よりも私のためにビデオに出ることを快諾し、

私のために時間を使っていただいた、という感謝の気持ち

これらの感情が複雑に絡み合い、胸をぎゅっと締め付けられました。

 

お花やプレゼントを贈っていただいた方々の気持ちも流れ込んで来ました。

私はこの方々に何が出来たのだろうか、何も出来ていないのではないだろうか。

私を可愛がっていただき、愛していただき、そのお返しはしているのだろうか。

何も出来ていない自分の無力さと居心地の悪さで、

消え去りたいという思いまで芽生えてくるようでした。

 

お礼の電話をしているときに、お一方から大変嬉しい言葉をいただきました。

「君が色々なところに与えた影響はとても大きいと思っているよ。

 私は常に色々な人に君のようなことが出来るのか?と発破をかけているんだ。

 率先してバカなことができる君みたいなキャラクターが回りにはいなくて。

 それくらい君はとても良い影響を与えているんだよ。」と。

 

私は特に何も意識せず、自分のやりたいようにやっております。過去も現在も。

もちろん誰かに評価されるというよりは、笑ってもらったらいいな、とか

笑顔で見てくれたらいいな、とかそんな軽い気持ちで色々とさせていただきました。

でもその行為をそのように捉えてもらい、そう言っていただける。

これほど嬉しいことはありませんでした。

縁ある人 万里の道を越えて 引き合うもの

縁なき人 顔を合わせ すべもなくすれ違う

「縁」中島みゆき