気が小さい太めゲイなむらさき日記

割と周りに知られている気が小さい大柄なゲイです。そんな私の日常や気になったことや想いを。

私の中の信条

好きな言葉

割と聞かれるこの言葉、いわゆる「名言」だったり「感動する言葉」

を聞かれるのでしょうが、なかなかぴったり合うものがないので

私は今まで生きてきた経験側のようなものを挙げることが多いです。

 

 

「悪人は一つの善行で全てを取り戻し 善人は一つの悪行で全てを失う」

(誰かの名言でしたら是非教えていただきたいです。)

世の中はこういうものなのだろうな、という思いで私は生きております。

 

蜘蛛の糸」を昔読んで気になったのがきっかけです。

世紀の極悪人である者がたった一つの善行のために救われるきっかけとなる。

なぜだろう、なぜこの者が救われるチャンスを得たのだろうか、と。

もちろんフィクションの話であることは重々承知しております。

どれだけ悪人でも、胸を張って善行をしたと言えるということが、

ということも分かっておりますが、やっぱり腑に落ちませんでした。

 

また善行をする善人もなかなかに大変です。一つでも悪行を行うと

「信頼できない」と今までのこと全てがないものとして扱われる傾向があります。

もちろん程度の差があることは重々承知しております。

今まで善人だと思っていた人が大きな犯罪に手を染めれば信頼も失うことでしょう。

 

いつも悪そうな人が一つ良いことをしたら良い人のように見え

いつも良さそうな人が一つ悪いことをしたら悪い人のように見える

受け取る側のいい加減さの方が私にとっては恐ろしく思えてきます。

 

私がこの言葉を作り上げ、この言葉を信条としているのは、

所詮世の中なんてこんなもんだから、もう少し気楽に行こうと思えるからです。

人の評価や判断なんて当てになんかできない。

でもそんな人がいる中で生きていかなければならない。

だったらこっちが多少悪く見えようが、楽しく生きていければいいのではないか。

気負って生きること自体意味合いがないのだ。

そう思うと少しは生きやすくなりませんか?

厭世的に皮肉で世界を見たいのではないですが、そういう視点も必要なのでしょう。

 

「悪人は一つの善行で全てを取り戻し 善人は一つの悪行で全てを失う」