降りたったことのない地での人の営みを知ることは
年に3度の好機
ひとつ前の日記にこんなことを書きました。
今回はやりたいことを1つとそれにまつわる感情についてお話したいと思います。
私がやりたいことの1つは
「青春18きっぷを使っての旅」
です。とはいってもちょくちょくやっているのです。
昔は地元から長野の善光寺、兵庫の姫路城に行ったこともあります。
東京まで行って帰ったこともありました。
私、電車に乗るのが好きなんです。多くの時間を移動に費やすことは
一見無駄のように見えるのですが、そんなことはありません。
電車に揺られて景色を見たり、本を読んだり、音楽を聴いたり
たまにはウトウトしながらその時間を楽しむのです。
景色を見るのも好きなのですが、私はそこに住む人に思いを馳せます。
きっともう二度と会うことはおろか、すれ違うことも、見かけることもない人々
私の人生とはついぞ重なることはなかった人々
そういう人々がいること、そしてそういう人々に出会わなかった人生を生きていること
なぜかふと悲しくなるのです。いまだに私はこの感情の種類がわかりません。
旅行先に降り立ったとき、もし私がここで暮らしていたら、
絶対に今とは違う人生を、人間関係を、感情を抱いていたんだろうな、
と思いを巡らせることがとても楽しく、それでいてとても辛いのです。
何を言っているの?私にもよくわからなくなってきました。
もしもあなたが住んでいる地に私が降り立ったら、いっぱいお話ししましょう。
私が送ることのなかった人生を疑似体験させてください。