惹きつけられる、とは
ついつい見てしまう
二時間ドラマ、好きなんです。
なんとなしに見始めてしまうと、どっぷり見てしまいます。
たまたまテレビをつけたらちょうど冒頭のシーンで、
そのままダラダラ2時間見続けてしまうことも多々あります。
先が気になるんですよね。
犯人（フーダニット=Who done it）ではなく
トリック（ハウダニット=How done it）でもなく、
一番重視するのは動機（ホワイダニット=Why done it）です。
どうしてこんな恐ろしいことをしてしまったのか、
なぜこんなトリックを考えたのか、
その基となった強烈な動機はなにか。
それを知りたくなるのです。
なぜにそこまで惹きつけられるのか、というと。
まずは確実に終了することです。
だらだら引っ張りませんし、翌週に持ち越しません。
事件発生から解決まで、ＣＭを除けば2時間かからずに終わるのです。
だから展開がスピーディーです。連続殺人事件だと、
どんどん人が死にます。フィクションですから。
見ていて飽きないんですよね、そして早い。まぁ楽しい。
そして意外な人も殺されるんです。
私が見たドラマでは冒頭数分で、いしのようこが刺殺されました。
有名な方も油断できません。
人柄が良さそうな人も裏では悪いことをしていて、
容赦なく殺されるなんて日常茶飯事です。
犯人なのかと怪しんでいた人が、どんどんいなくなります。
さらに旅をしているような気になります。
各地の有名な景勝地をロケの舞台にしていることが多く、
いまだ行ったことのない地だと、とても楽しく見られます。
風光明媚な景色だったり、観光地だったり、
終盤に出やすい絶景の海が見える、崖ポイントだったり。
見ているだけでその地に降り立ったような気になるんですよね。
最後にやっぱり悲しい話が語られるんです。
極悪非道な殺人事件を犯す犯人ですが、
性格や動機までがサイコパスでひどいという
パターンはほとんどありません。
たいがい、過去の加害者への復讐だったり、
加害者に同情する余地が多大にある場合だったり。
逆に極悪非道な犯人に罪を被されそうになる人なんてことも。
その境遇に想いを馳せると、完全な悪者じゃなくて同情してしまいます。
そんな素敵な2時間ドラマ、皆様も2時間だけお付き合いしてみませんか？
