#わたし昨日映画を観ました ~12日目「密着!殺人捜査リミット48時間」~
密着!殺人捜査リミット48時間
厳密には映画ではないのですが、このカテゴリに。
アベマTVで見たドキュメンタリー番組です。
テレビクルーが警察に密着し、事件発生から捜査の様子を取材します。
「事件発生から48時間経過をしてしまうと、
解決の可能性は50%を切ってしまう」
というコンセプトを掲げて番組は始まります。
生々しい事件ばかりが続きます。
被害者と加害者も面識がなく、行きずりの犯行も多いです。
綿密な計画を立てた事件ではなく、
たまたまお金がなくて欲しかったから、足代わりの車が欲しかったから。
そんな理由で人を殺し、まだ若い容疑者が捕まって厳しい判決を下されます。
笑い事ではない現実が、画面から伝わってきます。
そんな中、心に残ったのが「借金の代償」というエピソード。
タイトルにもあるように、その代償がむごすぎるのです。
事件は、深夜、ある男が射殺体で発見されます。
捜査をしていく中で、男の恋人に話を聞くことに。
ひとしきり泣いて悲しんだ後「私のせいなの」と話し始めました。
容疑者は彼女の知り合いらしく、
そもそも仕事で使うお金を彼女が預り、それを生活費に使ってしまったこと
が原因になっている、と話します。
何度も催促の電話があり、被害者が容疑者と話をつけ、
月に50ドルずつ返却するとしていたのですが、
今月は払っておらず、電話も無視していたとのこと。
そして激高した容疑者に彼氏が撃たれて、という
なんとも言いにくい状態です。さらにその仕事というのが、
「地元で麻薬を買って、それを遠い地で売りさばく」
そのお金を使ってしまった。
いろいろと考えてしまって言葉が出なくなりました。
確かに容疑者が悪く、被害者自体にはそこまで落ち度はないのですが、
まさに「借金の代償」が高くついてしまっています。
恐ろしい。