#架空レビュー 「サニーサニーアップ!」
※このレビューは「架空」のものについてのものであり、
出てくる内容はほぼすべてフィクションです。
「サニーサニーアップ!」
2016年 日本映画 118分
架空映画「サニーサニーアップ!」を観ました。
キラキラしている女子高生主人公の青春映画です。
前回もそうでしたが、このジャンルの映画を観ることになろうとは。
イメージ画像でもあるように主人公の田崎りょお子が
ひょんなことから高校の家庭料理研究会に入り、
コンクールに出場するために料理の腕を磨いていきます。
最初は目玉焼きすら上手く作れなかったりょお子ですが、
物語の終盤のコンクールでは芋煮を作って審査員にふるまうことになります。
もう家庭料理あんまり関係ないんじゃない?
もちろん料理だけでなく、友情や恋愛や家庭の事情など、
様々な問題や壁に当たるのですが、そのたびに
料理や食材にちなんだ上手いことを言い放ち、皆、納得しています。
「ジャガイモがイヤでサツマイモがいいって、了見せまいね!」
「嘘を吐くならその前に、ハンバーグを食べなさい!」
「ジャガイモとサツマイモ、どちらが優れてるなんて選べないよね」
「ゴツゴツしたジャガイモも、ムラサキのサツマイモも、
各々いいところはあるよね!」
ジャガイモとサツマイモばっかりかよ。いろいろ出したらいいのに。
そもそも何が言いたいのかがよくわかんないよ。
この映画、4月の入学に始まって、終盤のコンクールはなんと6月。
新入生のりょお子がわずか2か月でメキメキ料理の腕を上げていきます。
料理の才能が元々あったのだと考えて、ツッコミはしないのですが、
その間に起こるドラマたくさんありすぎるのです。
両親の離婚騒ぎが2回、友達と絶交→仲直り→絶交→仲直り
恋人出来る→ケンカして別れかける→より戻す→別れかけそう
ちょっと十年愛かよ。多いわ。おなかいっぱいだわ、料理映画だけに。
もう少し絞ったらいいのに。最初は面白かったけど、
途中から完全に背景のようになるし、結局何一つ解決しないしね。
ただこれを観るとものすごくお腹が空きます。
多くの料理が画面いっぱいに現れるので、食欲を刺激され続けます。
空腹のときに観ると大変苦痛なのですが、
お腹いっぱいのときに観ると、それはそれで苦痛だと思われます。
余談
最初「サニーサイドアップ」としたのですが、
検索したら同名の映画があったので、急遽タイトルを変更しました。
ちゃんと下調べしないといけないですね。