気が小さい太めゲイなむらさき日記

割と周りに知られている気が小さい大柄なゲイです。そんな私の日常や気になったことや想いを。

THE LAST DAY & THE NEXT DAY(ネタバレなし)

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 予定とか観に行くとかいろいろ申しておりましたが、

先の土曜日観劇して参りました。

「THE LAST DAY & THE NEXT DAY」

演劇を観ることも、下北沢の地に降り立つことも、

石井君を直接見るのも、全てが初体験でした。

舞台のことについて書きますが、ネタバレのないように

頑張って書いてみようと思います。

 

 

薄暗いベッドが5つ並んだ部屋が開幕から閉幕までのすべての舞台です。

入院患者と思われる5人が寝ているところから舞台が始まります。

物語の主人公である川崎太郎はバイク事故で病院に運ばれました。

頭を打っているものの、外傷もほとんどなく、一応検査入院をしています。 

そんな川崎太郎と私たちが同じように体験する不思議な時間が始まります。

そこから始まるお話です。

 

前述しましたがほとんど小劇場での演劇を見たことがないので、

どうなるかと思ったのですが、惹きつけられていきました。

途中に10分ほどの休憩があり、2時間半ほどの時間でした。

前半は少し説明も兼ねているためか少しスローな展開でしたが、

休憩が入る直前になんとなく不穏な空気が出て来て、

後半はその不穏さが鎌首をもたげてこちらに襲い掛かってきます。

 

いろいろなことが目まぐるしく起こるのですが、

川崎の周りもいろいろなことが起き、周りも少しおかしい感じが。

しかしその当事者である川崎自体も、顔かたちは変わっていないのに

最初の川崎とは違う人になっているような。

全て観終わった後には大きな不安が残りました。

これから川崎はどうなるんだろう、川崎の周りはどうなってしまうんだろうって。

 

失礼ながら石井君以外に存じ上げている役者さんが

村田充さんしかいない私でした。

でもどの役者さんもお上手、なんて言ったら失礼なのでしょうが、

月並みですが、今までの人生その役として生きていたのではないか、

と思うほどその役の人にしか見えなくて。

村田さんの飄々とした演技がまた役と合っていて、

シリアスでありながら少し面白さがあって、

息が詰まりそうな舞台の緊張感に余裕を持たせてくれました。

 

やっぱり主人公の石井君はよかった!

どんどんいろいろなことに巻き込まれていき、混乱していきます。

混乱しながらもその状況をなぜか受け入れることもあり、

それでもやはりおかしいと声を上げて、

泣いたり笑ったり、怒ったり悲しんだり。

喜怒哀楽というか、感情の起伏が少しおかしくなっているような

そんな川崎太郎をしっかりと演じていらっしゃいました。

失礼ながらやっぱり役者さんってすごいなぁと改めて思い、

ますます好きになっていました。

 

ネタバレなしで語れるのはこの辺りでしょうか。

次の時はネタバレありで書いてみようかな。