まちが幸せであふれるほど、何も変わらない私が鈍く瞬く
毎年憂うこと
去年もこんなことを書きました。
きっと2年前も、3年前も同じようなことを思っていたでしょう、そして今年も。
以前よりは気にならなくなったと言えば強がりに聞こえますでしょうか。
諦めなのでしょうか。悲しみなのでしょうか。
憎しみでしょうか。恐れでしょうか。
楽しいはずのクリスマス、いつのころからか心の底から楽しめなくなっています。
頑張って楽しもうとすればするほど、本当の自分じゃないように思えてきて。
無理して楽しもうとしている自分が、ちょっと寂しく思えてきて。
明るく輝きが強すぎる世界は、居心地がとても悪く感じてきて。
自分の部屋に戻りたくなってしまいます。
人と会ってお話はしたいものの、コミュニケーションが苦手な私、
大きな会場で多くの方がわいわい楽しんでいても、
なかなか輪に入って楽しむことができません。
間が悪かったり、場の雰囲気に飲まれたり。
頑張って試みたこともありましたが、
いつしかそういう場所を避けるようになってしまいました。
特別な日の夜を、何をするわけでもなくただ二人で歩き、
冷たい風で瞬くまばゆいツリーの輝きを鑑賞し、
いろいろな場所から流れてくる楽しい曲に耳を傾け、
なんてことないことを話して、二人でただただ笑って。
そんなことがしてみたかった、だけなのです。
そんなことが出来る方と巡り会いたかった、だけなのです。
そんな思い出が欲しかった、だけなのです。