不思議な力への憧れ
不思議な力を授かって
子供の頃からあまりアニメを見たりマンガを読んだりしませんでした。
俗に言う”男の子向け”のものにまったく興味が持てませんでした。
まったく私には興味がありませんでした。
今でも知識としてなんとなくは知っていますが、
リアルタイムでも後追いでも見たことがないので
実際の手触りとしての感覚は特にありません。
そんな私が欠かさず見ていたアニメが「エスパー魔美」でした。
ふとしたことから超能力を開花した魔美の、エスパーとしての日常生活
ものすごく憧れました。羨ましかったなぁ。
胸についているテレポーテーション用のハート型ブローチ、今でも欲しいです。
善悪の戦いだとか、地球を守るとかではなく
あくまでも日常生活+超能力という舞台が、自分の生活とリンクしそうで、
毎週とても楽しく見ていました。
高校生になり、ある本に出会いました。
「家族八景」「七瀬ふたたび」「エディプスの恋人」七瀬三部作です。
テレパシーの超能力を持った火田七瀬のお話です。
「家族八景」ではお手伝いさんとして、色々な家で働く短編集です。
「七瀬ふたたび」では他の超能力者と出会い、戦いを挑みます。
「エディプスの恋人」では…
私が好きなのは「家族八景」と「七瀬ふたたび」
特に「七瀬ふたたび」はドラマ化や映画化もされております。
自分にも不思議な力が少しでもあったらと思うことがあります。
相手の心が読めたら、瞬間的に移動できたら、
空を飛ぶことができたら、私の気持ちが伝われば、
現実世界ではありえないことなのでしょうが、
ついついそういうことが出来たら楽しいだろうな、と思います。
もしも私が魔美だったら、もしも私が七瀬だったら。なんて。